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「大腸カメラ」について学ぶ 森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 
2016年8月JR森ノ宮駅直結 ビエラ森ノ宮で開業予定


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページはコチラから

今回のテーマは ズバリ「大腸カメラ」

みなさんは大腸カメラを受けられた事はあるでしょうか?
受けた事のない人の方が多いのかもしれません。
やはり、大腸カメラのイメージは「検査が痛そう」「恥ずかしい」というイメージを持たれている事は否めません。
かくいう私も、昨年大腸カメラを受けた時は、少し恥ずかしく思ったものです。

下の写真で ベッドに横になって検査を受けているのが 私です
 緑色の服を着たのが 私の師匠の先生です。)


森ノ宮胃腸内視鏡クリニック院長 大腸カメラを受ける

そこで、今回は大腸カメラを受けたことのない人のために(受けた人のためにも)、
大腸カメラがどんなものかを説明したいと思います。


大腸カメラとは
大腸カメラ検査とは、ボールペンほどの太さ(直径約12mm)のゴムチューブの先端にCCDカメラが搭載されており、大腸の中を
モニターに直接映し出して観察する検査の事です。

大腸にできる病気(ポリープ、腫瘍、腸炎、出血など)を観察し、検査中に病変が見つかった場合には、組織の一部をつまんだり(生検)、ポリープを切除する事ができます。


大腸カメラの方法
大きく2つの行程があります。
① 下剤を飲んで、大腸の中を綺麗にする 
② 大腸カメラを受ける

この行程について簡単に説明します。


<>① 下剤を飲んで、大腸の中を綺麗にする。
通常では、人間の大腸の中には約1kgの便があると言われています。この状態では、カメラを入れても腸の中は便まみれのため、腸の中を見ることは出来ません。そこで、大腸カメラを受ける前に、下剤で大腸の便を完全に出して綺麗にしておく必要があります。
では、具体的にはどのようにして腸を綺麗にするのでしょうか。

検査前日:
●昼食までは普段通りで構いません(病院によって検査食を指示されることもあります)。
●夕食は20時までに、うどんなどの消化の良い物を食べるようにします。海藻類やキノコ類など繊維類は腸の中でそのまま形が残るため控えるようにします。
●20時以降も水分の摂取は構いません。
●夕食後に下剤(錠剤や水薬)を飲んでもらいます。

検査当日:
●朝食は必ず抜いて下さい。
●水分(水、お茶、スポーツドリンク)は構いません。
●内服薬は普段通り服用して大丈夫なのですが、糖尿病の薬は中止して下さい
(低血糖になるため)。血をサラサラにする薬は、そのまま続けるのか、何日前から中止す
るのかは、かかりつけの先生の指示に従って下さい。(血がサラサラの状態だと、ポリープ
切除などが出来ないケースがあります。)
●指示された時間(だいたい検査の4時間くらい前)に、約2Lの下剤を1~2時間かけて飲んでいただきます。多くの方は飲み終わって1~2時間すると便が出だします。
(逆に2時間してもお通じが1回も出ない場合は、便が詰まっている可能性もあるため医師に相談した方がよいと思います)
便が出だすと、そこからは何回もひっきりなしに便が出だします。そして便が水様になれば、検査前の準備は完了です。


正直、最後の約2Lの下剤を飲むのがなかなか大変です。
まず2Lという量が多い事、そそしてその下剤の味が美味しくない…というのが難点です。
患者さんによっては、検査そのものよりも、前処置の下剤を飲む方が大変…とおっしゃる方もいます。それでも、製薬会社さんも頑張って、味を良くしたり、量を減らせるように努力してくれてるんですけどね(^_^;)

② 大腸カメラを受ける。

お通じが水だけの状態になると準備は完成で、いよいよ検査本番となります。
検査着に着替えて、ベッドに上に寝ます。(後ろに穴のあいたパンツを履いてもらいます)
病院によっては鎮静剤(ウトウトする薬)や鎮痛剤を投与して検査を行うため、点滴をします。
肛門の診察と直腸診を行い、痔や直腸のポリープがないかを調べます。
その後、内視鏡を挿入します。検査時間は10~20分程度です。
ただし、腸が長い人や術後の癒着がある人は挿入に時間を要する事があります。またポリープが見つかり切除する場合、さらに時間を要します。

(ポリープ切除に関しては、別ページに書いていますので、そちらもご覧ください)

ちなみにですが、よく「大腸検査は恥ずかしい」と言われるのですが、
実際の検査では医師はモニター画面を見ており、お尻をみることは直腸診の時を除いて、ほとんどありません。
そこは安心してください。



どんな人が大腸カメラを受けた方がいいのか?
まず検診で便潜血反応陽性が1回でも出た人や、排便時に出血を認めた人です。
「痔のせい」と考えて大腸カメラをうけず、後で大腸がんが見つける事もあります。
またポリープ切除をされた方は2~3年に1回は受けておいた方がよいと考えます。

それ以外には、便秘の方や便が細くなってきた人、便回数が増えてきた人も受けておくべきだと考えます。
ただし大腸がんで腸が狭くなっている場合は、下剤を大量に飲む事によって完全に腸が詰まってしまう(腸閉塞)ことがありますので、注意が必要です。事前にレントゲンやエコー、CT検査などを指示されることもあります。

あとは原因不明の体重減少貧血を認める人も受けておくべきですが、この場合は全身のチェックが必要となり、血液検査やエコー検査、胃カメラ検査も勧められることが多いと思われます。



森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 
正確な診断と、分かりやすい説明、優しく苦痛の少ない胃カメラと大腸カメラを心がけます。
JR森ノ宮駅直結 京橋、深江橋、玉造、谷町4丁目からのアクセス良好





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2016-01-29(Fri)
 

「下痢」について学ぶ 森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 2016年8月JR森ノ宮駅直結 ビエラ森ノ宮に オープン
内視鏡専門医による的確な診断と、丁寧な説明、楽な検査を心がけます。



森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページはコチラから
下痢について


皆さんも、これまでに下痢を起こしたことはあると思います。冬でも夏でも、下痢の患者さんは来られます。
その診察で医師が考えている事、説明する事を少し詳しく解説したいと思います。


下痢とは?
「便の水分量が増加し、軟便、泥状便あるいは水様便を呈し、排便回数が1日3回以上に増加した状態」とされています。
また経過が2週間以内の「急性型」と、4週間以上の「慢性型」、その間の「遅延型」と分類されます。
急性型は感染性腸炎である事が多く、慢性型は感染以外の病気を考えないといけません。
慢性型の原因としては色々あるのですが、過敏性腸症候群、薬剤によるもの、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、慢性膵炎、大腸癌なども考えないといけません。

特に大腸癌の場合は、腸が狭くなって便回数が増えたことを「下痢」と思って受診されるケースがしばしば見受けられるので注意が必要です。


感染性腸炎
ブログをご覧の中でも、「下痢=感染性腸炎」と考えられている方も多いかと思います。
確かに、急性期(発症2週間以内の下痢)の多くは感染性腸炎と考えられています。
感染にはウイルスと細菌がありますが、大半はウイルス性腸炎で自然に治癒します。

(診断)
ウイルス感染なのか細菌感染なのかを診断する事は難しく、症状(発熱、下痢回数、血便の有無、症状の日数など)から判断する事がほとんどです。
またどのウイルス、細菌の感染によるものか調べることもあまりありません。(集団食中毒などで調べることはあります)
細菌培養検査は結果までに時間がかかるうえに陽性率が低く(5~6%と報告がある)、ノロウイルス検査では保険適応の問題があり、検査せずに問診だけで治療されることが多いと思います。


生肉や牡蠣を食べて「食あたりした」という人もたくさんおられると思います。
医師も下痢の訴えの患者さんには、必ず問診で「何を食べましたか?」と聞きます。
食事内容と病原体には、ある程度つながりの有るものがあります。
その一例をお示しします。
 ●鶏肉→カンピロバクター、サルモネラ
 ●魚介類→サルモネラ、ノロウイルス
 ●卵→サルモネラ
また発症までの時間も診断の一つの基準になります。(大まかな基準です)
 ●食後1~6時間で嘔吐→黄色ブドウ球菌
 ●食後半日で水様下痢→ウェルシュ菌
 ●食後1~3日で下痢→サルモネラ カンピロバクター
 ●食後1~2日で嘔吐→ノロウイルス

また症状の経過が長い場合や、血便などの症状が出てきた場合は
大腸カメラで直接腸の中を見て、粘膜の炎症などの病変がないか、便を採取して培養したりすることによって
診断する事もあります。

(治療)
では、急性下痢の場合の治療はどうしたらいいのでしょうか?
結論から言うと、ほとんどが自然に軽快するため「補液(飲水や点滴)だけで様子を見る」ことが多く、それに整腸剤(善玉菌の集まり)を処方されるくらいだと思います。
ただ、強い細菌感染を疑う場合には、抗生物質の処方が行われることがあり、医師の診断によって決められます。
 もう一つ、重要なポイントとしては「下痢は止めない」という事です。そもそも下痢は腸内に入ったウイルスや細菌を出すための正常な反応です。
患者さんの中には「下痢止めが欲しい」とおっしゃる方もおられますが、下痢止めを使った場合、さいあく症状の悪化を招く事があります。大変かも知れませんが、下痢は止めずに、「出せるものは全部出してしまう」というのが正しい考えです。

 私は水分以外にも、糖質や電解質を補う意味でも「ポカリやアクエリアスを飲んで下さい」と説明したり「お粥を摂って下さい」と説明しています。市販でもOS-1のような脱水予防の飲料もあります。
また出来るだけ症状が落ち着くまでは生ものの摂取は控え、腸に刺激となる辛い物や、アルコールも控えるように指導しています。

 多くの下痢は、感染性腸炎で自然に治る事が多いため あまり心配し過ぎる必要はありません。
ただ病原性大腸菌O-157などで言われるように、中には強い炎症を起こして血便や腹痛を強く認めることもあります。
経過を見ながら「おかしい」と思えば お医者さんにかかることも重要です。
 下痢の期間が長い場合は、「単なる感染性腸炎」ではない事もあり、近くの内科(できたら消化器内科)の先生にかかるようにした方がいいと考えます。そして、血液検査や大腸カメラなどでしっかりと調べる事も大事だと思います。


今回のテーマは「下痢」について、でした。
主に感染性腸炎について書いていますが、それ以外にもたくさんの原因があるのがお分かりいただけたかと思います。

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 院長 藤田 
2016年8月JR森ノ宮駅直結 ビエラ森ノ宮に オープン予定です。
内視鏡専門医による的確な診断と、丁寧な説明、楽な検査を心がけます。



2016-01-28(Thu)
 

逆流性食道炎について学ぶ

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 
2016年8月JR森ノ宮駅直結 ビエラ森ノ宮で開業


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページはコチラから

時々酸っぱい物が口に戻ってきたり ムカムカ胸焼けを起こすことはないでしょうか?(私は時々あります(^_^;))
それは逆流性食道炎の症状かも知れません。
テレビコマーシャルでも「アトム」や「筧さん」が出演している逆流性食道炎の放送が流れていました。

今回のテーマは「逆流性食道炎」

逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎とは、胃の中の胃酸などが食道に逆流して、食道に炎症を起こす病気のことです。
(時々 患者さんから逆流性「胃炎」という言葉を聞くことがありますが、正しくは逆流性「食道炎」です)
普通の人の場合、胃の中の胃酸や食物が食道に逆流しないような仕組みがあります。
食道と胃の筋肉(下部食道括約筋)で、食べ物が食道から胃へ落ちる時に筋肉が緩み食べ物が落ちて、普段は筋肉を締めて胃から食道へ逆流しないようになっています。
ところが、さまざまな原因で、この筋肉が緩むと胃酸が食道へ逆流すると、その強い酸のために食道に炎症を引き起こします。
(なお 胃は粘液を作って自分の胃粘膜を保護しています)


逆流性食道炎の原因は?
一番大きな原因として「食道裂孔ヘルニア」というものがあります。
これは胃の一部が横隔膜の穴を通って食道側にはみ出してしまうものです。そうすると筋肉の締まりが効きにくくなり逆流しやすくなります。そうなると、お腹に圧がかかると胃酸や食べ物が逆流しやすくなります。
お腹に圧がかかる原因としては、暴飲暴食で胃がパンパンになったり、肥満でお腹が押されたり、便秘で腸から胃へ圧力がかかる事が挙げられます。また高齢になって腰が曲がるとお腹が押され逆流を起こしやすくなります。また食後すぐに横になると重力の関係で逆流しやすくなります。特に脂肪の消化には時間がかかるため(通常3時間くらいで胃の食物は十二指腸に流れるが、脂肪はその倍の時間を要する)

その他にも血圧を下げるお薬の一部で、筋肉を緩ませる効果のため締りが悪くなることがあります。
また近年はピロリ菌に感染する割合が減り、胃酸分泌が多い人の割合も増えています。ピロリ菌治療後に胃酸分泌が促進され、逆流性食道炎にかかることもあります。

このように様々な原因で 逆流性食道炎は発症します。
近年増加傾向にあります。


どうやって診断、検査するの?
逆流性食道炎と診断するには、胃カメラを行います。
食道裂孔ヘルニアの有無、逆流性食道炎の有無や程度を見ることが出来ます。
なおバリウム検査では、色の変化(炎症の有無、程度)が分からず、また造影剤はすぐに食道を通過して胃の中に入るため診断は出来ません。

逆流性食道炎 内視鏡像


治療はどうするの?
まず、一番の原因となる食道裂孔ヘルニアですが、基本的には治るものではありません。
(外科手術もありますが、限られた施設で行われており一般的ではありません。)
一般的には、逆流性食道炎と診断された場合には、胃薬(胃酸分泌を抑える薬)を飲んで経過を見ることが多いと考えます。また自覚症状がもともとあまりない場合は内服治療はせずに、暴飲暴食を避ける、食後3時間は横にならない、便秘対策、肥満対策など生活習慣の改善指導で経過を見ることもあります。
詳しくは、自覚症状と検査結果と合わせて、主治医の先生と相談しながら決めていきましょう。


今回は「逆流性食道炎」をテーマに解説しました。

森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 
2016年8月開業しました。
専門医による分かりやすい解説、楽な胃カメラ、大腸カメラ検査を心がけます。 
JR森ノ宮駅直結で、京橋、深江橋、谷町四丁目、玉造からのアクセスも良好です。



2016-01-19(Tue)
 

大腸ポリープについて  森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 
2016年8月 JR森ノ宮駅直結 ビエラ森ノ宮で開業


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページはコチラまで

皆さんの中には「大腸癌だったら、どうしよう」と不安に思われている方もいるかもしれません。
会社や市町村の検診、人間ドックなどで「便潜血陽性」と言われてビックリした方も多いかもしれません。
「ポリープがあるという事は大腸がんではないのだろうか?」と不安になる方もたくさんおられます。

EMR前のポリープ



大腸ポリープとは
 ポリープとは分かりやすく言うと「イボ」の事で、粘膜から突出したもののことで、病気の名前ではありません。
 大腸ポリープは大きく2種類、腫瘍性と非腫瘍性に分けられます。
腫瘍性のポリープには「腺腫」と「腺がん」があり、腺がんがいわゆる大腸がんの事を意味します。そして腺腫は大きさが大きくなるにつれ、腺癌になる率が高くなります。非腫瘍性のポリープには、おもに過形成ポリープと炎症性ポリープの2つが多く見られます。これらは時間が経ってもがんになることはないと考えられています。


大腸ポリープで症状は出るの?
多くは無症状です。
ポリープが大きくなると出血をおこし血便や貧血を認めることがあります。また腸閉塞を来すこともまれにあります。


大腸ポリープはどうやって調べるの?(検査および診断) 
大腸ポリープがあるかどうかは、主に大腸カメラと注腸X線検査で調べることが出来ます。
また大腸ポリープがどんな種類であるのかは、大腸カメラで組織の一部をつまんで調べる事ができます(「生検」)。
ポリープが腺腫であるのか、がんであるのかの一番のポイントは大きさです。1cmを超えるとがん細胞が出現する可能性が高くなります。それ以外にも、表面の構造変化などを見ながら、腫瘍性か非腫瘍性なのか、がん細胞が含まれているか、がんの場合ならどこまで深くがん細胞が浸潤しているかなどを判別します。
 また最近では、大腸CTでポリープやがんがないか調べる施設もあります。


大腸ポリープは切除した方がいいのか?
腺腫または腺がんである場合は、ポリープを摘出する必要があります。先ほど書いたように、腺腫なのか腺がんなのかの一番のポイントは大きさです。また腺腫の場合でも一般的には5mmを超えると摘出する必要があります。(大腸ポリープ切除術は、別のページで書きます)平坦でいびつなポリープは5mm未満でも切除する事があります。
一方過形成ポリープなど非腫瘍性の場合は、がんにならないため必ずしも摘出する必要はありません。


大腸ポリープの発生を予防する方法はあるのか?
残念ながら、現時点では大腸ポリープが出来る原因は特定されておらず、明確な予防法はありません
ただ大腸がんの原因として肉食がリスクになることは分かっています。逆に、大腸がんを予防するのは、野菜を摂取することも分かっています。肉の摂取を控え(脂肪の少ない鶏肉や魚はOK)、野菜などで食物繊維やビタミンを摂取する事を心がけることは大切です。


大腸ポリープが心配な方は 是非一度は大腸カメラをお勧めします。
あとで大腸がんが見つかって後悔する前に…

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 
楽ないカメラと大腸カメラ、専門医による分かりやすい説明を心がけます。
JR森ノ宮駅直結 京橋、深江橋、玉造、谷町4丁目からもアクセス良好な内視鏡クリニックです。




2016-01-16(Sat)
 

胃にポリープがあると言われたのだけど どうしたらいいの?

森ノ宮胃腸内視鏡 ふじたクリニック  2016年8月開業
JR森ノ宮駅直結 谷町、京橋、玉造、深江橋からもアクセス良好
内視鏡で、胃がん、大腸がんの撲滅を目指します。


森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページはコチラまで

胃ポリープについて
胃のポリープには 良性のポリープと 悪性のポリープ(いわゆる癌)があります。
また良性のポリープには①胃底腺ポリープ ②過形成ポリープがあります。消化器専門の医師であれば見ただけで分かる事が多く、最終的には組織をつまんで調べる(「生検」)ことで診断がつきます。


①胃底腺ポリープ
一般的には、ピロリ菌のいない綺麗な胃で発生します。色も周囲の胃粘膜と同じピンク色をしています。
また がん化しないため 切除する必要もなく、経過観察となります。

②過形成ポリープ
一般的には、ピロリ菌のいる荒れた胃で発生します。色は赤みがかっている事が多い。
がん化のリスクもあるため、注意が必要です。

ポリープは切除しなくていいの?
胃底腺ポリープの場合は切除する必要はありません。
過形成ポリープの場合は、切除する事もありますし、経過をみる事もあります。
過形成ポリープはピロリ菌のいる胃に発生することが多く、ピロリ菌を退治(除菌)することで 7割くらいのポリープは
縮小または消失すると言われています。ですので、多くのケースでは、いきなり切除するのではなく、ピロリ菌除菌治療を
薦められます。
ただ過形成ポリープから、出血していたり(貧血の原因)、がん(の疑いも含めて)がある場合は切除することがあります。
なお、胃のポリープ切除の場合 出血や穿孔(穴があくこと)の合併症リスクがあるため、一般的には1週間程度入院を要します。いきなり、外来の胃カメラ検査で切除することはありません。


ポリープは消えないの?
これもよく患者さんから出る質問です。
基本的にポリープが自然に消える事はありません。
ただ 過形成ポリープの場合は、ピロリ菌除菌治療をすることで消失することがあります。


検診のバリウム検査で「胃ポリープ疑い」と指摘されたのだけど、胃カメラは必要なの?

結論から言いますと、胃カメラはしておいた方がよいと思います。
バリウム検査は、造影剤を飲んで胃の中に広がらせた状態で、レントゲン撮影をする検査です。
写真は白黒です。(影をみている)
「できもの」っぽいものが映っていた場合、「胃ポリープ疑い」と書かれます。
それが、ポリープなのか?粘膜がよって見えたのか?泡や食べ物なのか?はレントゲンだけでは判別できません。
そこで胃カメラで直接胃の中を観察することで、粘膜の凹凸や、色などが分かります。
またポリープがあった場合、その一部をつまんで組織検査でどんな種類のポリープなのか調べる事が出来ます。
(「生検」といいます)

そこで ふと気付いた人もいるかもしれません。
「もしも胃底腺ポリープがあった場合は、毎年バリウムで引っかかって 毎年胃カメラをしろと言われるのでは?」
鋭いですね。そうなのです。
バリウムだけでは分からないので 結局胃カメラが必要なのです。

胃カメラはオエオエしんどい検査… そういうイメージは強いですね。
何とか 患者さんが楽に検査が受けられるように頑張っていきます。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 
鎮静剤を使った楽な胃カメラと大腸カメラ、専門医による分かりやすい説明を行っています。


2016-01-12(Tue)
 

胃がん、て どんなもの?

2016年8月森ノ宮に開業予定の 森ノ宮胃腸内視鏡 ふじたクリニック 
内視鏡で胃がん 大腸がん 撲滅を目指します。

胃がん

テレビでも有名人が胃がんになってニュースになったり、皆さんの周りでも胃がんになられた方がおられるかもしれません。 
今いくよさんが亡くなったり 宮迫さんは手術をしたり、と話題になりましたね。
毎年約13万人(男性約9万 女性約4万)の方が新たに胃がんと診断されており、特に40代後半から増えます。
これは、男性のがんの第1位、女性の第3位の数字です。

胃がんの原因
では、なぜ胃がんになるのでしょうか?
ピロリ菌感染や、喫煙や食習慣(塩分の多い食事や、野菜と果物不足)が胃がんを起こすリスクと考えられています。
その中でも最も大きな原因はピロリ菌と言われています。
2001年に上村らが発表した論文では、ピロリ菌に感染してない人では胃がんが発症せず、ピロリ菌に感染している人では約3%で胃がんが発生したとされています。
ピロリ菌に感染していないと胃がんにならない、とは言い切れないまでも、ピロリ菌が胃がん発生に大きく関与していることは間違いないでしょう。


胃がんになると、どんな症状があるのか?
これは よく患者さんから質問されることです。
結論から言いますと、胃がん特有の症状はありません
胃がんには、早期胃がん(粘膜下層までのがん)と進行胃がん(粘膜下層より深いがん)があります。
強調文早期胃がんで粘膜の表面にがん細胞がとどまっている場合は、ほとんど症状がありません。
一方 進行胃がんになると、みぞおちの痛みや不快感、胸焼け、食欲不振などが出てくることがあります。
しかし、どれも胃がん特有の症状ではなく、胃炎や潰瘍でも見られるため、検査をしなければ診断は出来ません。

つまり 検査(胃カメラやバリウム検査)をしないと 診断がつかないのです。
「胃がんの原因」で思い当たることがある人は 一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?

(胃カメラについては 別の記事で書いておりますので、そちらも参照ください)
2016-01-11(Mon)
 

ピロリ菌って どんなもの?

ピロリ菌について

「ピロリ菌」という名前を聞いたことがある方も多いと思います。でも、ピロリ菌という名前を知っていても、具体的にどんなバイ菌なのかご存知でしょうか?

【ピロリ菌とは どんな菌なの?】
ピロリ菌は胃の中に棲んでいて、胃炎や潰瘍、そして胃がんを起こす原因となる恐ろしい細菌です。
“ピロリ”という名前は、胃の出口である幽門“pylorus”で発見されたためです。
1982年オーストラリアの二人の学者によって培養が成功しました。
彼らは2005年にノーベル医学賞を受賞しています。

ピロリ菌は、幼少期(~5歳まで)の免疫力が弱く胃酸分泌が少ない時期に口から入って、そのまま居残り続けます。
(どうやって口から入るからは不明な点もありますが、母親からうつるリスクは高いと考えられています)
そして、慢性胃炎を起こし、時間が経つと共に胃十二指腸潰瘍やポリープ、胃がんを起こします。
た胃がんのリスクは、ピロリ菌がいない人の10倍以上高いと言われています。

ピロリ菌は決して珍しい細菌ではなく、日本人では約3500万人(3人に1人)が感染していると言われています。
特に高齢になるほど多く 50歳を超えると半分以上の方が感染していると考えられています。
心配なら一度調べてみてもいいかもしれません。
特に母親がピロリ菌がいてたという人は前向きに考えてみてくださいね。


2016-01-01(Fri)
 
プロフィール

DRfujimi

Author:DRfujimi
森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 院長の藤田です。
消化器内視鏡専門クリニックとして、楽で正確な胃カメラと大腸カメラ、専門医による正しい治療と分かりやすい説明を行います。

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