FC2ブログ

ピロリ菌について診療でよく質問される事 

【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、痛くない大腸カメラをする内視鏡専門クリニックです。
大阪市、中央区にあり、JR森ノ宮駅直結のクリニックで、京橋、玉造からもアクセス良好です。
ピロリ菌感染症認定医として、積極的にピロリ菌の検査と治療を行っています。


普段 診療をしていると 多くの患者さんがピロリ菌の治療や、検査を希望されて受診されます。
その中で よく出る質問について解説をしたいと思います。


●ピロリ菌って何ですか?
ピロリ菌は4ミクロンの小さなバイキンで、土壌中(昔は井戸水)などに生息しています。
乳幼児期に何らかのきっかけで口の中から入り、胃炎を起こし、潰瘍や胃がんの原因になります。
きっかけとして、井戸水が昔は言われていましたが、今は育児の口移しや 公園の土遊びなどが考えられています。
日本人の2000~3500万に感染していると考えられています。


●ピロリ菌って移るのですか?
乳幼児期には移る可能性があります。この時期は免疫力も低く、胃酸分泌も少ないため、ピロリ菌に感染するとそのまま生息することになります。
逆に大人ではピロリ菌が口から入ったとしても、すぐに退治してくれます。


●私はピロリ菌が居たのですが、子供にも居てるでしょうか?
もちろん子供には移っている可能性はあります。しかし、ピロリ菌が急に悪さをすることは少なく、絶対に移るわけでもないため、過度に心配する必要はありません。成人になってから調べても遅くはありません。大人になるまでに潰瘍を起こしてしまえば、その時に調べられることもあります。


●ピロリ菌がいたらどうしたらいいのですか?
ピロリ菌は自然には居なくならないので、抗生剤の内服薬で除菌する必要があります。
9割以上の方が消えます
また 現在の時点で胃がんがないか胃カメラで事前に調べておく必要があります
胃カメラでちゃんとチェックした人には保険が適応されますが、胃カメラを受けていない方は治療は保険が認められず自費診療になります。


●ピロリ菌は一度消えたら感染しないの?
データでは、0.2%(500人に1人)再感染することがありますが、ほとんどは再感染しません。ですので、一度きちんと除菌する事が大事なのです。
また、一度消えるとほぼ再感染することがないので、毎年ピロリ菌の検査をする必要はありません


●ピロリ菌が消えたら胃は綺麗になるの?
残念ながら、慢性胃炎で変形(萎縮)してしまった胃の粘膜は元には戻りません。しかし、活動性を抑えることで、潰瘍や胃がんになる確率を減らすことは実証されています。
ピロリ菌が消えても、ちゃんと胃カメラでフォローしておきましょう。


●ピロリ菌を調べたいのだけど、どうしたらいいの?
調べ方には主に胃カメラを使う方法と、胃カメラを使わない方法があります。
胃カメラを受けて胃炎があれば、その場で検査することができます。(保険適応)
胃カメラを使わずに、血液検査、便検査、尿検査、尿素呼気試験などで調べることができますが、これらは保険適応外(自由診療)になります。


【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、痛くない大腸カメラをする内視鏡専門クリニックです。
大阪市内、中央区 JR森ノ宮駅直結に有るため、京橋、玉造からもアクセス良好です。

ホームページは、↓
森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック ホームページ


スポンサーサイト
2018-03-21(Wed)
 

ABC検診 胃がんリスク分類 を解説する。

【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
大阪市中央区、JR森ノ宮駅直結。鎮静剤を使った楽な胃カメラ、痛くない大腸カメラをする内視鏡専門クリニックです。
ピロリ菌の除菌で胃がんの撲滅、大腸ポリープの切除で大腸がんの撲滅を目指しています。


ABC検診(胃がんリスク分類)

【ABC検診とは】

血液検査で①ピロリ菌に対する抗体 と②血清ペプシノーゲン(胃炎の程度を反映)を測定し、その組み合わせで胃がんになるリスクを分類・評価する検診のことです。
胃がんは、ピロリ菌に感染した胃が慢性的に炎症を起こしていく中で 遺伝子変化を起こし がんになってしまうためです。

A群:ピロリ菌抗体(―) ペプシノーゲン(―)
B群:ピロリ菌抗体(+) ペプシノーゲン(―)
C群:ピロリ菌抗体(+) ペプシノーゲン(+)
D群:ピロリ菌抗体(―) ペプシノーゲン(+)
D群はC群と同じ範疇に含まれるため「ABC」検診となっています。

例えばA群では ピロリ菌に感染しておらず、胃炎もほとんどないため、胃がんになるリスクがほとんど無いと考えられます。
C群では、ピロリ菌に感染しており、かつ胃炎も強いため、胃がんになるリスクがかなり高いと考えれます。
D群は胃粘膜が高度に萎縮され抗体が陰性になってしまったものや、ピロリ菌が自然に排泄されたり、加齢によって抗体価が低下した場合が考えられます。

このように 血液検査で簡単に 胃がんになりやすいかどうかを知ることができます。
(ただし保険適応外ですので 自費検査になります)
以下の注意点もありますので 確認下さい。


【注意点①】
ABC検診は、胃がんになる「リスクを分類」するものであって、胃がんかどうかを「診断する」検査ではありません。胃がんの発見には、胃カメラを受けておくことが大切です。

【注意点②】
すでにピロリ菌を除菌した方は、ピロリ菌抗体(+)となっているため、このABC検診での評価対象にはなりません。ピロリ菌に感染していた人(既感染)も胃がんのリスクはあるため、定期的な胃カメラ検査が必要です。
なお、除菌=Eradication と訳されるため、このような方は「E群」と言われることがあります。

【注意点③】
A群は、ピロリ菌がおらず胃炎もほとんどないため、従来は胃カメラの必要がないとされていましたが、最近のピロリ感染症学会の報告ではA群からも胃がんの発生が多いことが分かってきました(2018年時点)。症状が有る方は、積極的に胃カメラを受けることをお勧めします

その他にも 胃薬を飲んでいる方や 胃の手術をされた方は 正確な結果がでないことがあるため
胃カメラで診断を行うことをお勧めします。


【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
鎮静剤を使った楽な胃カメラ、痛くない大腸カメラをする内視鏡専門クリニックです。
大阪市中央区、JR森ノ宮駅直結で、京橋、玉造からもアクセス良好です。


ホームページは コチラ(森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック) まで


2018-03-04(Sun)
 
プロフィール

DRfujimi

Author:DRfujimi
森ノ宮胃腸内視鏡クリニック 院長の藤田です。
消化器内視鏡専門クリニックとして、楽で正確な胃カメラと大腸カメラ、専門医による正しい治療と分かりやすい説明を行います。

最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR